製品設計の過程において製品が使用環境に耐えられるか検証するため、事前にCAEを利用した構造解析(強度解析)を実施します。構造解析ではモデルに拘束点や荷重を付加して発生応力を確認しています。
この応力とはそもそも何なのか?というと簡単に言えば製品に加わるストレスと言えます。
このストレスが材料が持つ強度を超えてしまうと破損、破壊につながるわけです。
発生応力のピーク値が材料強度を超えていた場合、製品形状を見直すことでピーク値を下げることが出来ます
※「応力値を下げる」のではなく、「分散」させることでピーク値を下げます。
樹脂が受けるストレスの総量は製品形状が変わっても変わりません。
以下のL字アングルの構造解析ではコーナーRを設けることで同じ荷重条件でも応力を
分散させ、ピーク値を下げることに成功した例になります。
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