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金型技術:ネジ形状の成形技術

更新日:2月22日

ネジというと金属で出来たものが想像されますが、私たちの身近にもネジ形状をもった

樹脂製品がたくさんあります。

例えばペットボトル よく見るとペットボトル本体にも蓋にもネジ形状があることがわかります。

ペットボトルの本体とキャップ

ところでこれらはどうやって成形されるのでしょうか?

ネジ山=アンダーカットとなるので一般的な金型では成形できません。

ペットボトル本体(外ネジ形状の場合)はスライド金型の技術を使えば成形することは可能です。ではペットボトルの蓋(内ネジの場合)はどうでしょうか?

スライドするにしても内側にスライドさせる必要がありますが、全周ネジ山があるので単純にスライドさせることはできません。

ネジ構造の場合の金型構造

そこで、内ネジの場合には下記の4つの方法が考えられます。

①成形品を中子と共に離型し、治具を用いてその成形品を取り外す

中子形式でネジ山を成形する場合

これは少量生産で金型製作費用を安くする場合に使用しますが、短所としては

成形サイクルが長くなる。置き中子が破損するなどがあげられます。

②モーターによるコア回転

モーターでコアを回転させる場合

これはコアをねじの回転向きに回転させて製品を取り出す方法です。

③寄せ抜き

寄せ抜きによる金型構造

傾斜があるコアを利用して抜く方法になります。ただし、ネジ山が無い、

あるいは小さいエリアが出来てしまいます。

④無理抜き

金型無理抜き構造の場合

強引な方法ですが、ネジ山を浅くしたり角を落とすことで突出しの力で無理やり成形品を

抜く方法もあります。この場合、使用材料も比較的軟らかく

じん性があるPP(ポリプロピレン)が向いています。


ペットボトルの蓋はネジ山が浅く丸い形状となっていること、更に材質がPPの点もあり

この方法にて成形されていると予想できます。

身近にあるプラスチック製品もどうやって作っているんだろう?と考えると色々な発見が

あって面白いかもしれませんね。

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