ピンゲートは3プレート構造の金型でよく使用されており
型開きと同時に製品とゲートが切り離されるので、製品のゲート処理が不要となります。
製品とゲートが型開きで切断されるためには製品とランナーが十分に冷え固まっている状態であることが大前提です。しかし、製品形状によってはランナーの方が冷却時間がかかってしまい、成形サイクルが伸びてしまうこともあります。
もし、ランナーが十分に冷えずに片開きをした場合・・・
ランナーの変形が発生したり、製品にピンゲートの一部がくっついたままになってしまいます。これではゲート処理をせざるを得ず、結果的にコストがかかってしまいます
これは、ガラスやタルクなどが入っていない材料で発生しやすい傾向があります。
原因としてゲート先端は肉厚が薄く、固まりやすいですが、根元に行くにつれ
肉厚が厚くなり固まりにくくなります。そのため、ピンゲートの中間より破壊が発生し、
製品にくっついてしまうと考えられます。
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