金型強度を考える場合は、次の点を考慮する必要がある。
①成形機の型締めによる金型の押切り圧力
②成形機の射出圧力による金型キャビティの内部圧力
③金型加工時の残留応力
④金型締込み時の締付け及び圧入応力
実際の金型設計においては過去の経験によって判断する場合も多いが
一般的にはキャビティの内部圧力により次のような計算が行われる
a)底が一体でない場合の短形キャビティの側壁計算
一般にはPは500~700kg/cm2、δが硬化性材料及びナイロンでは小さくなる必要がある
b)底が一体の場合の短形キャビティ
C=ℓ/aによって決まる定数
なお、a)b)において側壁寸法が大きくなる場合は、インロー構造にとって補強するほうが得策である。
c)円筒キャビティの側壁計算
d)可動型のたわみ
ここで中央にサポートを入れると(上式でL=1/2してhを計算すると)
サポートを入れないときの受け板の厚さの0.4倍ですみ、三等分で二箇所に
サポートを入れると0.23倍で済む計算になる。
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