射出成形は通常、金型を完全に閉じた状態で樹脂を射出し成形品を得ています。
製品肉厚が薄い(1.0mm位)と樹脂が流れる間に圧力損失が発生しやすいので充填不良
(ショートショット)を起こしたり保圧が十分にかからずヒケが発生する場合もあります。
それらの対策の1つとして低圧でも成形できる射出圧縮成形と呼ばれる工法があります。
これは樹脂が充填中に型を少し開いた状態にしておき、完全充填する前に金型を閉じ
目標の肉厚に成形するやり方です。
![](https://static.wixstatic.com/media/217ce4_78908db107bb4e1e9b1b8de8a2e423ab~mv2.png/v1/fill/w_980,h_349,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/217ce4_78908db107bb4e1e9b1b8de8a2e423ab~mv2.png)
![](https://static.wixstatic.com/media/217ce4_9215ba0a118048b0ad43ac398d18a6b6~mv2.png/v1/fill/w_980,h_734,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/217ce4_9215ba0a118048b0ad43ac398d18a6b6~mv2.png)
![](https://static.wixstatic.com/media/217ce4_c2c076dcd2e2474287a04bfa199591fd~mv2.png/v1/fill/w_980,h_478,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/217ce4_c2c076dcd2e2474287a04bfa199591fd~mv2.png)
メリットとして
・充填圧力を通常の成形よりも1/3程度に下げられる
・型締め力を通常の成形よりも1/2に下げられる(設備コストの低減)
・1.0mmといった薄肉でも成形に問題なし
ただし、製品形状によってはご提案できない場合もあります。
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