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身近にあるもので射出成形を体験してみよう! 1/2

射出成形と聞くと工場やラボにあるイメージで普段の我々の生活に馴染みが無いかと思います。今回は100均に売っているアイテムを使い「複製」を行うことで射出成形とはどのようなものなのか、体験できる方法をご紹介します!


※「複製」とは、元のものと同じ内容や形を新たに作り出すことです

複製のために必要なアイテム

準備するもの

①UVレジン

②UV-LEDライト

③おゆプラ の3つです。そして、複製したいアイテムを決めておきます。


今回はこのアイテムに決定しました。

このアイテムは元々射出成形で作られています。そのため、表面にはPL(金型の分割ライン)の跡があります。そのため、このPLを参考にして独自の「型」を作りたいと思います。

アイテムのゲート、PLの決定

ゲートおよびPLはこのように決定しました。


①コア型の作成

上記のPLに合わせたコア側の型を作ります。

おゆプラを80℃程度のお湯につけて柔らかくします。

おゆプラ1

そして柔らかくなったおゆプラをアイテムに押し付けていきます。

コア型の作成

この時の注意点は、ゲートとなる場所を塞がないことです。塞いでしまうと樹脂が流せなくなります。おおよそ押し付けることが出来たら水で冷却し、おゆプラを固めます。

もし、上手く押し付けられなかったらもう一度80℃位のお湯につけて柔らかくしてやり直します。これでコア型の完成です。


②キャビ型の作成

今度は反対側の型を作成します。こちらもおゆプラを使います

おゆプラ2

(キャビコアが分かりやすいように色を変えています)

柔らかくなったおゆプラで反対側を覆います。この時もゲートを塞がないようにしてください。

キャビ型の作成

透明なおゆプラを使うと気泡などが見えるので押し付け不良を減らすことが出来ます。

問題無ければおゆプラを水で冷却し、固めます。


③離型

複製用の型の完成

おゆプラが固まった後、型内からアイテムを取り出し、きちんと押し当てられているか確認を行います。問題が無いようでしたらキャビ型をコア型を再び合わせます。

ゲート位置の確認

これで型内にアイテムの形状にフィットする空間が出来ることになります。

この空間にゲートから樹脂を流すことで複製が可能になります。

次回はゲートから樹脂(UVレジン)を流して成形が可能か実験したいと思います。

 
 
 

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