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ワイヤーカット放電加工(Wire EDM)の紹介 メリットとデメリット

ワイヤーカット放電加工(Wire Electrical Discharge Machining、略してWire EDM)は

金属加工の一種であり、導電性の材料を高精度に加工するための方法です。

この方法では、導電性のワイヤー(通常は金属製)を使用します。加工対象物とワイヤーの間に電圧差を生じさせ、その間に放電を発生させます。この放電によって、加工対象物

(ワーク)の表面が局所的に溶解し、ワイヤーが進行方向に沿って材料を削り取ることができます。この過程は、対象物の形状をワイヤーによって反復的に切削することで、所望の形状を得るために繰り返されます。

ワイヤー放電加工の仕組み

ワイヤーカット放電加工は、非常に高い精度と表面仕上げを実現できるため、精密な部品や複雑な形状の加工に特に適しています。また、加工対象物とワイヤーが物理的に接触しないため、硬い材料や脆い材料を加工する際にも優れた性能を発揮します。

以下にWire EDMのメリット、デメリットを紹介します。


メリット:

  1. 高精度: ワイヤー放電加工は非常に高い精度を提供します。微細な部品や複雑な形状を加工するのに適しています。

  2. 複雑な形状の加工: ワイヤー放電加工は、複雑な形状や細部までを精密に加工することができます。これは従来の加工方法では難しい場合があります。

  3. 硬い材料の加工: ワイヤー放電加工は、非常に硬い材料や脆い材料など、他の加工方法では難しい材料の加工に適しています。

  4. 熱影響が少ない: 加工対象物に熱を加えることなく、高い精度で加工することができます。そのため、材料の変形や歪みが少なく、熱に敏感な材料の加工にも適しています。

  5. 表面仕上げが良好: ワイヤー放電加工によって得られる表面仕上げは非常に滑らかで均一です。そのため、追加の仕上げ作業が不要になることがあります。


デメリット:
  1. 加工速度が遅い: ワイヤー放電加工は他の加工方法に比べて加工速度が遅い場合があります。特に大量生産向けではなく、精密加工に適しています。

  2. コストが高い: 専用の設備や技術が必要であり、そのため初期投資や運用コストが高くなることがあります。

  3. ワイヤーの消耗: ワイヤーは放電によって消耗し、定期的に交換する必要があります。これによって追加のコストが発生します。

  4. 電気的な問題: 高い電圧や放電による問題が発生する可能性があります。適切な電気的な設備と注意が必要です。

  5. 加工対象物の厚さ制限: 加工対象物の厚さに制限があります。特に厚い材料の加工には適していません。

Wire EDMを使ったアリ溝加工サンプル

   SG-WIND等のガス抜き入れ子はこのWire EDMを使ってアリ溝加工を施しています

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