弊社では2019年に5軸加工機が導入されました。
5軸加工機とはXYZの3軸+回転軸のC軸+★傾斜軸のB軸、以上の5軸を持った加工機の事を言います。
樹脂製品の形状が複雑化したことで、金型の入れ子形状も複雑化します。
5軸加工機はワークを固定したまま様々な方向から切削加工が行えるためワークチェンジの回数を抑えることができ、工数削減(コスト削減)に貢献します。
今回は汎用ロボットを利用することでワークチェンジにかかる人の手作業の介入を無くすことで連続無人加工を実現できた事例をご紹介します。
連続無人加工を実現するために以下の対策を実施しました。
①ロボット架台の作成&ロボットハンドの作成
②PLCボックス&架台の作成(内製)
③ワークストッカー&ワーク受け治具の作成
④バカヨケピンの設置
ワーク受け治具には取り付けの向きを間違えないようにバカヨケのピンを取り付けました。
正しく置くとセンサーに反応して緑色のランプが点灯します。
バカヨケが無いと360°どの向きにも取り付け可能で
向きによってはしっかり掴む事が出来ず、落下する可能性もあり、危険を事前に回避します。
⑤安全扉の設置
安全面ではロボット稼働範囲に安全柵を、ワークストッカー側には安全扉を取り付け、
安全第一で作業出来る環境作りを心掛けました。
【ロボット稼働の様子】
連続無人加工の実現により加工納期の大幅短縮、加工コスト削減を実現することが出来ました。
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