プラスチックの接着方法は接着剤 を使う方法の他に溶着する方法もあります。
溶着は加熱方法により熱器具(ホットプレート)や摩擦熱(振動摩擦)による外部加熱と超音波(音波)や高周波(電波)を用いた内部加熱とがある。表1にこれら各プラスチックの溶着特性を示す。
表1各種プラスチックの溶着特性
①超音波溶着
15kHz~30kHzの縦振動によりプラスチック内部に応力歪みを発生させそれ自体で
発熱させたり、プラスチックの中に音波を通過させて接合したい面での衝突効果により
応力発熱させることによって溶融させ、そのあと冷却固化させる方法である。
②振動溶着
固定された二つのプラスチック部品の接触表面に圧力を加え、振動数100Hz~400Hz
振幅2~4mmで部品を長手方向または円弧の一部を往復させたときに発生する摩擦熱を
利用して溶着する方法である。
③高周波溶着
13MHz~80MHzの電波を用いて誘導損失熱を発生させ溶着する方法である。
Comments