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バスバー部品の取り組み③

SANKO GOSEI

更新日:2022年12月21日

板金インサートは通常のインサート成形に比べ、樹脂圧で板金が移動・変形してしまうため、従来の常識では成立が難しいことが分かりました。

そこでやや強硬手段になりますが板金を保持するコア側のピン長さを0.1mm板金にラップするように延長しました。これは保持ピンで板金を食い込ませる方法になります。

元々板金には仕上がり寸法公差があるので、0.1mmラップさせれば寸法公差も吸収できるのでは?と判断しました。

結果、肉厚の偏りが大きく改善していました。


そこで、今度はキャビ側・コア側共に0.1mmずつラップさせ、合計0.2mmラップさせました。

結果、0.1mmラップよりも更に肉厚の偏りが改善しました。

インサート板金の寸法精度、弊社の射出成形の実力の観点より、ラップ量を0.2mmに設定することで量産想定の条件を決定しました。

なお、これは板金の材質と保持ピンの材質が異なるときに成立する技術と考えます。

材質が同じの場合、カジリなどの発生が予測されるため、罰のアプローチを考える必要があります。


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